避妊・去勢

犬・猫の避妊手術【女の子】

仔犬

全身麻酔下で左右の卵巣を摘出します。雌性疾患は卵巣を摘出することで予防できますので、当院では子宮に病変を伴っていない子は卵巣だけ摘出する術式を用いています。
手術当日はお泊りで翌日退院となります。1週間から10日後に抜糸を行います。
手術の時期は、生後半年を過ぎて1回目の発情を迎える前が理想的です。

メリット

  • ① 発情に伴う体調の変化やストレス、偽妊娠から解放されます。
  • ② 子宮蓄膿症、子宮内膜炎、卵巣腫瘍などの生殖器疾患を予防できます。
  • ③ 早期に手術を行うことで乳腺腫瘍の発生率をおさえられます。
  • ④ 望まない妊娠を避けることができます。

犬・猫の去勢手術 【男の子】

全身麻酔下で左右の精巣を摘出します。
日帰りでの手術が可能です。
1週間から10日後に抜糸を行います。

メリット

  • ① 発情期を迎えた雌を求めるストレスから解放されます。
  • ② マーキング、マウンティング、攻撃行動など、雄特有の問題行動の改善が期待できます。
  • ③ 精巣腫瘍、前立腺肥大、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなどの病気を予防できます。
  • ④ 望まない妊娠をさせてしまうことが無くなります。

注意する事

①太りやすくなる
避妊手術・去勢手術をした後は、代謝が2〜3割落ちるとされており太りやすくなる子が多いです。適切な食事管理や運動管理で予防できますが、定期的に体重チェックをしましょう。

②麻酔や手術のリスク
全身麻酔が必要な処置になります。手術前には必ず検査を行い、安全に手術が行えるか事前に確認しましょう。

当院ではアレルギー反応が起こりにくい麻酔導入薬を使用し、人工呼吸器や麻酔モニターを用いて麻酔管理を行っております。
少しでも麻酔や手術のリスクを少なくし、安心してお預け頂けるよう努力します。
これから手術を受けようと検討している子、持病や年齢で手術を諦めていた子、ぜひ当院にご相談ください。